2014年7月20日~7月23日、山形県側から飯豊山(2105m)へ 飯豊山までの移動と概要 [登山]
2014年7月20日~7月23日、山形県側から飯豊山に登りました。
◆概要
7月20日、新潟市内からレンタカーで山形県小国町の飯豊山荘まで移動
7月21日、飯豊山荘~梶川尾根~扇ノ地紙~北股岳~梅花皮小屋(カイラギ)泊
7月22日、梅花皮小屋~烏帽子岳~御西小屋~飯豊本山~本山小屋泊
計画では御西小屋から大日岳を往復する予定でしたが、
天気がよくないため大日岳を省略しました。
7月23日、本山小屋~飯豊本山~ダイグラ尾根~飯豊山荘付近の駐車場
下山後、国道113号沿の道の駅・関川にある日帰り温泉「ゆ~む」に立ち寄りました。
新潟市内まで移動、新潟市内泊
◆経緯
2013年の秋の連休に飯豊山に行く計画を立てましたが、
連休期間中の天気が良くなく、2013年秋には登ることができませんでした。
7月21日(海の日)~23日までは晴れと曇りの天気予報でした。
一抹の不安は、夏山は麓が晴れの予報でも、山頂付近は雲の中ということがよくあり、
今回もそのパターン?ということです。
これも考慮すると秋に登るのがベストですが、秋の3連休の天気が良いとは限らないので、
思い切って、夏に飯豊山に行くことにしました。
登山期間中の天気は以下です。
7月20日、新潟市内:朝は雨が降りました。10時頃からは晴れ。
国道113号線沿い~山形県小国町の飯豊山荘までは概ね晴れ
16時前に見た飯豊連峰の稜線は雲の中でした。
7月21日、午前中は晴れ・曇り、一時、雨が降りましたが、稜線上では曇り時々晴れ。
夜は星空がきれいでしたが、強風。
7月22日、稜線上は強風とガスで視界があまりよくないです。
7月23日、曇り時々晴れ、夕方は雨が降りました。
◆反省・感想
(1)荷物が多い、重すぎた。
今回は避難小屋泊まりなので寝袋、食料、ガス用品一式を持参。
また泊まりなので防寒用上着、着替えも持参。
また、雪渓に備えて、ピッケル、アイゼン、ストック2本も持参したため
荷物が多くなり、35リットルザックに収納できませんでした。
ザックに小さな袋を取り付けて、それに一部を収納することで
全てを収納することができました。
結果的に荷物が多く重心がやや後ろ側に移動したために、
急な斜面を横切る場合になどに苦労しました。
また、荷物が重く、歩く速度が遅くなりました。
現地に行くまでは大きなザックの購入を考えていましたが、
下山後は荷物の軽量化が最優先の課題と認識しました。
(2)登山ルートの選定にミスがあった。
稜線を歩きたくて、以下の周回コースを計画しました。
飯豊山荘~梶川尾根~飯豊本山~ダイグラ尾根~飯豊山荘
登ってから地図(2013年版 山と高原地図 飯豊山 昭文社)を
よく見るとダイグラ尾根は上級者コースと書かれていました。
これを見落としていました(-_-;)
(通常、上級者コースを選択することはありません。)
ダイグラ尾根コースには難所と思う場所が多くありました。
難所の多くは滑りやすそうな場所で、滑るとそのまま谷に落ちそうな場所です。
ロープ、はしごは設置されていません。
1箇所、これが登山コース???という箇所がありました。
足場が少なく、握る枝もなく、滑ると谷に落ちそうな場所です。
一度戻り、ルートを間違えてないか確認しましたが、分岐は無し。ルートは正しそう。
再度、その場所まで戻り周囲を確認すると、刃物で枝が切り落とされて跡が木の幹にありました。
これで、ここがルート上であることが確認できました(-_-;)
ストックを使って何とか、その場所を通過することができました。
僅か数メートルの区間でしたが、通過するのに20分ほどかかりました。
(3)ダイグラ尾根コース(上級者コースです)
小さな雪渓の横断中に膝を石にぶつけました。
その後、足が痛くなり、ストック1本を使用して下山。
今度は足が疲れてきて、ストック2本を使用して下山。
5時15分頃に本山山頂を通過し、駐車場に戻ったのは18時40分頃です。
約9時間の予定でしたが、下山途中で足が疲れて重く、下山に想定外の時間がかかりました。
また、水分を約3リットル準備しましたが、途中で水分不足になりました。
(4)標高の高い場所では多くの花を見ることができました^^
(5)右膝を少し痛めましたが、無事に下山できました^^;
懲りずに、8月も夏山に登る予定です^^
◆今回は飯豊山荘までの移動と登山の概要です。◆
◆7月20日、9時過ぎに新潟駅前に到着。
新潟駅付近でレンタカーを借りました。
新潟市内のアウトドアのお店で登山用ガス、食料品を購入して、
山形県小国町の飯豊山荘に向かって移動します。
◆荒川胎内IC付近の国道113号線から見る空、夏空です。
◆飯豊山荘まで約10-15km地点から見る飯豊連峰
◆飯豊山荘、ここに宿泊です。
◆飯豊山荘前のアジサイ
7月中旬ですが、アジサイの花がとてもきれいでした。
◆飯豊山荘前の花にいたチョウ
◆◆ ここからは登山の概要編です ◆◆
◆コース案内図
2泊3日の予定で飯豊山荘~梶川尾根~飯豊本山~ダイグラ尾根~飯豊山荘を周回します^^
◆7月21日朝、晴れ^^ 梶川尾根で登ります
◆晴れて暑く、更に荷物が重く足取りが重いです。
標高が高い場所では曇り、少し雨も降りました。
◆ブナの森の中のコースです。
◆標高が高くなると、高山植物が見られます。
◆振り返ります。標高の高い場所まで登ったことを実感。
◆標高が高くなると、飯豊連峰の稜線が見えます。
◆稜線上を歩きます。
◆北股岳に続く稜線
◆梅花皮小屋(カイラギ) 、7月21日はここに泊まりました。
◆梅花皮小屋付近から見る大日岳がある稜線
夕方は天気が回復することがあり、大日岳がある稜線がはっきりと見えました。
◆夕方は、梅花皮岳もよく見えました。
◆7月22日、朝からガスと強風でした。
この日は雪渓の上を何度も歩きました。 一箇所、道が分からずロスタイムが発生しました。
この時は、運良く、反対方向から登山者の方が来られたので登山ルートの確認ができました。
前回の白山釈迦岳でこのようなガスに覆われる登山を経験しました。
この経験のおかけで、視界不良時の不安感が和らぎました。
ルートを外れないようにルートを確認しながら進みました。
2014年7月5日、石川県の白山釈迦岳を目指して その1 概要
http://kotukotuyama4.blog.so-net.ne.jp/2014-07-08
2013年年末から始めた雪のある山歩きの経験のおかげで、
このような状況でも前に進むことができたと思います。
2013年末から始めた雪のある山の記録はこのページの最後を見てください。
◆ハクサンコザクラ(?)
◆ヨツバシオガマ
花がたくさんさいていますが、ガスが多い状況では気分は今ひとつでした。
◆御西小屋付近
当初予定では、ここから大日岳に行く予定でしたが、
濃いガスのため大日岳に到着できるか? また山頂からの展望は期待できないと判断し、
大日岳には行かずに、本山小屋に向かう事にしました。
◆御西小屋から飯豊本山に続く道の両脇にはたくさんの花が咲いていました。
◆飯豊本山
ガスに包まれて無いも見えないかと思いましたが、時々、周囲の景色を見ることができました。
◆本山小屋、7月22日にはここに泊まりました。
◆7月23日、本山のダイグラ尾根への分岐
朝からガスです。風の強さは時間が経過し、忘れてしまいました^^;
ガスの中を歩きます。 岩の上に積まれた石で進行方向を確認します。
◆下山時に道迷いしやい場所
本山小屋に泊まっていた方から道に迷いやすい場所があるとの情報を得ていました。
状況からその場所と判断。
しかし、その場所では、どの方向に行けばよいかを確認するのを忘れていました(-_-;)
登山道の岩に白丸がかかれていたので、その方向に進むと、その先には雪渓がありました。
ガスで周囲の状況が分からず、登山道のようにも思われるが、
迂回ルートがある可能性もあるのではと考えてしまい、進むことができません。
ここで一旦引き返すことにし、ガレ場を下ることにしました。
しかし、ガレ場の先には登山道がありませんでした。
ガスで周囲の景色が分からず、地図と現在地を照合しようとしましたが、現在地が分からない。
時計の高度計で標高を確認して、標高からおおよその場所を特定。
◆しばらくするとガスが薄くなり、周囲の景色が見えました。
周囲の状況と調査結果から、
ガレ場方向ではなく、雪渓方向に続く道が登山ルートと判断しました。
◆登山コースは雪渓の端付近にありました。
これで難所を通過し、あとはただ降りるだけと思っていましたが、
この先、次から次に難所が現れます。上級者コースです(-_-;)
難所の多くは、登山道が浸食されたりや流失した場所で、
歩くスペースが少ない場所のように思いました。
◆たぶん、葉の形からオオサクラソウ
◆ハクサンコザクラ
最初はハクサンコザクラが現れるたびに喜んでいました^^
ハクサンコザクラがあるところは、湿地か、雪渓があることが多いことに気付き、
ハクサンコザクラを見ると、次の試練の場所? と考えるようになりました^^;
◆登山道を覆う雪渓、宝珠山の肩の柱がある場所の手前200-300m地点です。
雪渓の長さは数メートルですが、雪渓の上側、下側も滑りやすそうな地表です。
雪渓は凍っています。
しばらく考えた末、雪渓の上にお尻を予め置いて、上体は立った状態で滑って渡ることにしました。
(滑り台を滑る時の姿勢です。)
反対側に到着できましたが、
雪渓を滑っているときに右足の膝を石にぶつけて、足が痛くなりました。
足の痛みは徐々に回復しましたが、やはり足が痛く、ストック1本を使用して歩きました。
◆この日、最大の難所でした。写真の左側の茶色の部分です。通過後に撮影しました。
足の置き場が全く分からず、最初はルートを間違えたか思いましたが、
再確認した結果ルートでした(-_-;)
ストックを使用して通過する方法を考えて、何とか通過することができました。
荷物が重く、バランスを一度失うと転倒する可能性がありました。
この事もこの場所を通過するのを困難にした原因の一つです。
◆前方を見るとまだまだ峰が続きます。
気が重くなります。足取りは既に重くなっています^^;
◆振り返る。遠くから来たものだと思いました。
◆吊り橋
この付近から雨が降り始めました。
吊り橋を渡った後に1段高い場所に登る箇所がありました。
そこが濡れて滑りやすい状況で、登るのに苦労しました。最後の難所でした^^;
ここから、まだ、1時間ほど歩きます(-_-;)
◆7月23日18時40分頃、駐車場に到着(^o^)/
一時はどうなるかと思いましたが、今回も何とか無事(右膝を痛めただけで)に
下山することができました。
周回できたという達成感はありましたが、
それ以上にダイグラ尾根の難所が印象に残る登山でした。
◆ここからは、2013年年末からはじめた雪のある山の記録です。
2014年5月24日、岐阜県と長野県の県境の乗鞍岳へ
http://kotukotuyama4.blog.so-net.ne.jp/2014-05-29
2014年4月26日、福井県の越前甲山(1319.6m)へ
http://kotukotuyama4.blog.so-net.ne.jp/2014-04-30
2014年4月11日、岐阜県の野伏ヶ岳へ
http://kotukotuyama4.blog.so-net.ne.jp/2014-04-14
2014年3月28日、鳥取県の大山へ
http://kotukotuyama4.blog.so-net.ne.jp/2014-04-01
2014年3月15日、富山県の大品山へ
http://kotukotuyama4.blog.so-net.ne.jp/2014-03-18
2014年2月22日、福井県の荒島岳(1523.5m)へ
http://kotukotuyama4.blog.so-net.ne.jp/2014-02-25
2014年1月25日、長野県南部の阿智村の横川山へ
http://kotukotuyama4.blog.so-net.ne.jp/2014-01-28
2014年1月18日、滋賀県の伊吹山(1377m)へ
http://kotukotuyama4.blog.so-net.ne.jp/2014-01-22
2014年1月12日、長野県南部の阿智村の南沢山へ
http://kotukotuyama4.blog.so-net.ne.jp/2014-01-17
2013年12月31日、滋賀県の積雪の綿向山(1110m)へ
http://kotukotuyama4.blog.so-net.ne.jp/2014-01-10
続きます。
◆概要
7月20日、新潟市内からレンタカーで山形県小国町の飯豊山荘まで移動
7月21日、飯豊山荘~梶川尾根~扇ノ地紙~北股岳~梅花皮小屋(カイラギ)泊
7月22日、梅花皮小屋~烏帽子岳~御西小屋~飯豊本山~本山小屋泊
計画では御西小屋から大日岳を往復する予定でしたが、
天気がよくないため大日岳を省略しました。
7月23日、本山小屋~飯豊本山~ダイグラ尾根~飯豊山荘付近の駐車場
下山後、国道113号沿の道の駅・関川にある日帰り温泉「ゆ~む」に立ち寄りました。
新潟市内まで移動、新潟市内泊
◆経緯
2013年の秋の連休に飯豊山に行く計画を立てましたが、
連休期間中の天気が良くなく、2013年秋には登ることができませんでした。
7月21日(海の日)~23日までは晴れと曇りの天気予報でした。
一抹の不安は、夏山は麓が晴れの予報でも、山頂付近は雲の中ということがよくあり、
今回もそのパターン?ということです。
これも考慮すると秋に登るのがベストですが、秋の3連休の天気が良いとは限らないので、
思い切って、夏に飯豊山に行くことにしました。
登山期間中の天気は以下です。
7月20日、新潟市内:朝は雨が降りました。10時頃からは晴れ。
国道113号線沿い~山形県小国町の飯豊山荘までは概ね晴れ
16時前に見た飯豊連峰の稜線は雲の中でした。
7月21日、午前中は晴れ・曇り、一時、雨が降りましたが、稜線上では曇り時々晴れ。
夜は星空がきれいでしたが、強風。
7月22日、稜線上は強風とガスで視界があまりよくないです。
7月23日、曇り時々晴れ、夕方は雨が降りました。
◆反省・感想
(1)荷物が多い、重すぎた。
今回は避難小屋泊まりなので寝袋、食料、ガス用品一式を持参。
また泊まりなので防寒用上着、着替えも持参。
また、雪渓に備えて、ピッケル、アイゼン、ストック2本も持参したため
荷物が多くなり、35リットルザックに収納できませんでした。
ザックに小さな袋を取り付けて、それに一部を収納することで
全てを収納することができました。
結果的に荷物が多く重心がやや後ろ側に移動したために、
急な斜面を横切る場合になどに苦労しました。
また、荷物が重く、歩く速度が遅くなりました。
現地に行くまでは大きなザックの購入を考えていましたが、
下山後は荷物の軽量化が最優先の課題と認識しました。
(2)登山ルートの選定にミスがあった。
稜線を歩きたくて、以下の周回コースを計画しました。
飯豊山荘~梶川尾根~飯豊本山~ダイグラ尾根~飯豊山荘
登ってから地図(2013年版 山と高原地図 飯豊山 昭文社)を
よく見るとダイグラ尾根は上級者コースと書かれていました。
これを見落としていました(-_-;)
(通常、上級者コースを選択することはありません。)
ダイグラ尾根コースには難所と思う場所が多くありました。
難所の多くは滑りやすそうな場所で、滑るとそのまま谷に落ちそうな場所です。
ロープ、はしごは設置されていません。
1箇所、これが登山コース???という箇所がありました。
足場が少なく、握る枝もなく、滑ると谷に落ちそうな場所です。
一度戻り、ルートを間違えてないか確認しましたが、分岐は無し。ルートは正しそう。
再度、その場所まで戻り周囲を確認すると、刃物で枝が切り落とされて跡が木の幹にありました。
これで、ここがルート上であることが確認できました(-_-;)
ストックを使って何とか、その場所を通過することができました。
僅か数メートルの区間でしたが、通過するのに20分ほどかかりました。
(3)ダイグラ尾根コース(上級者コースです)
小さな雪渓の横断中に膝を石にぶつけました。
その後、足が痛くなり、ストック1本を使用して下山。
今度は足が疲れてきて、ストック2本を使用して下山。
5時15分頃に本山山頂を通過し、駐車場に戻ったのは18時40分頃です。
約9時間の予定でしたが、下山途中で足が疲れて重く、下山に想定外の時間がかかりました。
また、水分を約3リットル準備しましたが、途中で水分不足になりました。
(4)標高の高い場所では多くの花を見ることができました^^
(5)右膝を少し痛めましたが、無事に下山できました^^;
懲りずに、8月も夏山に登る予定です^^
◆今回は飯豊山荘までの移動と登山の概要です。◆
◆7月20日、9時過ぎに新潟駅前に到着。
新潟駅付近でレンタカーを借りました。
新潟市内のアウトドアのお店で登山用ガス、食料品を購入して、
山形県小国町の飯豊山荘に向かって移動します。
◆荒川胎内IC付近の国道113号線から見る空、夏空です。
◆飯豊山荘まで約10-15km地点から見る飯豊連峰
◆飯豊山荘、ここに宿泊です。
◆飯豊山荘前のアジサイ
7月中旬ですが、アジサイの花がとてもきれいでした。
◆飯豊山荘前の花にいたチョウ
◆◆ ここからは登山の概要編です ◆◆
◆コース案内図
2泊3日の予定で飯豊山荘~梶川尾根~飯豊本山~ダイグラ尾根~飯豊山荘を周回します^^
◆7月21日朝、晴れ^^ 梶川尾根で登ります
◆晴れて暑く、更に荷物が重く足取りが重いです。
標高が高い場所では曇り、少し雨も降りました。
◆ブナの森の中のコースです。
◆標高が高くなると、高山植物が見られます。
◆振り返ります。標高の高い場所まで登ったことを実感。
◆標高が高くなると、飯豊連峰の稜線が見えます。
◆稜線上を歩きます。
◆北股岳に続く稜線
◆梅花皮小屋(カイラギ) 、7月21日はここに泊まりました。
◆梅花皮小屋付近から見る大日岳がある稜線
夕方は天気が回復することがあり、大日岳がある稜線がはっきりと見えました。
◆夕方は、梅花皮岳もよく見えました。
◆7月22日、朝からガスと強風でした。
この日は雪渓の上を何度も歩きました。 一箇所、道が分からずロスタイムが発生しました。
この時は、運良く、反対方向から登山者の方が来られたので登山ルートの確認ができました。
前回の白山釈迦岳でこのようなガスに覆われる登山を経験しました。
この経験のおかけで、視界不良時の不安感が和らぎました。
ルートを外れないようにルートを確認しながら進みました。
2014年7月5日、石川県の白山釈迦岳を目指して その1 概要
http://kotukotuyama4.blog.so-net.ne.jp/2014-07-08
2013年年末から始めた雪のある山歩きの経験のおかげで、
このような状況でも前に進むことができたと思います。
2013年末から始めた雪のある山の記録はこのページの最後を見てください。
◆ハクサンコザクラ(?)
◆ヨツバシオガマ
花がたくさんさいていますが、ガスが多い状況では気分は今ひとつでした。
◆御西小屋付近
当初予定では、ここから大日岳に行く予定でしたが、
濃いガスのため大日岳に到着できるか? また山頂からの展望は期待できないと判断し、
大日岳には行かずに、本山小屋に向かう事にしました。
◆御西小屋から飯豊本山に続く道の両脇にはたくさんの花が咲いていました。
◆飯豊本山
ガスに包まれて無いも見えないかと思いましたが、時々、周囲の景色を見ることができました。
◆本山小屋、7月22日にはここに泊まりました。
◆7月23日、本山のダイグラ尾根への分岐
朝からガスです。風の強さは時間が経過し、忘れてしまいました^^;
ガスの中を歩きます。 岩の上に積まれた石で進行方向を確認します。
◆下山時に道迷いしやい場所
本山小屋に泊まっていた方から道に迷いやすい場所があるとの情報を得ていました。
状況からその場所と判断。
しかし、その場所では、どの方向に行けばよいかを確認するのを忘れていました(-_-;)
登山道の岩に白丸がかかれていたので、その方向に進むと、その先には雪渓がありました。
ガスで周囲の状況が分からず、登山道のようにも思われるが、
迂回ルートがある可能性もあるのではと考えてしまい、進むことができません。
ここで一旦引き返すことにし、ガレ場を下ることにしました。
しかし、ガレ場の先には登山道がありませんでした。
ガスで周囲の景色が分からず、地図と現在地を照合しようとしましたが、現在地が分からない。
時計の高度計で標高を確認して、標高からおおよその場所を特定。
◆しばらくするとガスが薄くなり、周囲の景色が見えました。
周囲の状況と調査結果から、
ガレ場方向ではなく、雪渓方向に続く道が登山ルートと判断しました。
◆登山コースは雪渓の端付近にありました。
これで難所を通過し、あとはただ降りるだけと思っていましたが、
この先、次から次に難所が現れます。上級者コースです(-_-;)
難所の多くは、登山道が浸食されたりや流失した場所で、
歩くスペースが少ない場所のように思いました。
◆たぶん、葉の形からオオサクラソウ
◆ハクサンコザクラ
最初はハクサンコザクラが現れるたびに喜んでいました^^
ハクサンコザクラがあるところは、湿地か、雪渓があることが多いことに気付き、
ハクサンコザクラを見ると、次の試練の場所? と考えるようになりました^^;
◆登山道を覆う雪渓、宝珠山の肩の柱がある場所の手前200-300m地点です。
雪渓の長さは数メートルですが、雪渓の上側、下側も滑りやすそうな地表です。
雪渓は凍っています。
しばらく考えた末、雪渓の上にお尻を予め置いて、上体は立った状態で滑って渡ることにしました。
(滑り台を滑る時の姿勢です。)
反対側に到着できましたが、
雪渓を滑っているときに右足の膝を石にぶつけて、足が痛くなりました。
足の痛みは徐々に回復しましたが、やはり足が痛く、ストック1本を使用して歩きました。
◆この日、最大の難所でした。写真の左側の茶色の部分です。通過後に撮影しました。
足の置き場が全く分からず、最初はルートを間違えたか思いましたが、
再確認した結果ルートでした(-_-;)
ストックを使用して通過する方法を考えて、何とか通過することができました。
荷物が重く、バランスを一度失うと転倒する可能性がありました。
この事もこの場所を通過するのを困難にした原因の一つです。
◆前方を見るとまだまだ峰が続きます。
気が重くなります。足取りは既に重くなっています^^;
◆振り返る。遠くから来たものだと思いました。
◆吊り橋
この付近から雨が降り始めました。
吊り橋を渡った後に1段高い場所に登る箇所がありました。
そこが濡れて滑りやすい状況で、登るのに苦労しました。最後の難所でした^^;
ここから、まだ、1時間ほど歩きます(-_-;)
◆7月23日18時40分頃、駐車場に到着(^o^)/
一時はどうなるかと思いましたが、今回も何とか無事(右膝を痛めただけで)に
下山することができました。
周回できたという達成感はありましたが、
それ以上にダイグラ尾根の難所が印象に残る登山でした。
◆ここからは、2013年年末からはじめた雪のある山の記録です。
2014年5月24日、岐阜県と長野県の県境の乗鞍岳へ
http://kotukotuyama4.blog.so-net.ne.jp/2014-05-29
2014年4月26日、福井県の越前甲山(1319.6m)へ
http://kotukotuyama4.blog.so-net.ne.jp/2014-04-30
2014年4月11日、岐阜県の野伏ヶ岳へ
http://kotukotuyama4.blog.so-net.ne.jp/2014-04-14
2014年3月28日、鳥取県の大山へ
http://kotukotuyama4.blog.so-net.ne.jp/2014-04-01
2014年3月15日、富山県の大品山へ
http://kotukotuyama4.blog.so-net.ne.jp/2014-03-18
2014年2月22日、福井県の荒島岳(1523.5m)へ
http://kotukotuyama4.blog.so-net.ne.jp/2014-02-25
2014年1月25日、長野県南部の阿智村の横川山へ
http://kotukotuyama4.blog.so-net.ne.jp/2014-01-28
2014年1月18日、滋賀県の伊吹山(1377m)へ
http://kotukotuyama4.blog.so-net.ne.jp/2014-01-22
2014年1月12日、長野県南部の阿智村の南沢山へ
http://kotukotuyama4.blog.so-net.ne.jp/2014-01-17
2013年12月31日、滋賀県の積雪の綿向山(1110m)へ
http://kotukotuyama4.blog.so-net.ne.jp/2014-01-10
続きます。
2014-08-03 16:00
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コメント(11)
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山は天候が変わりやすいのですね。残雪の景色、とても涼しげです。
by 水郷楽人 (2014-08-03 16:27)
恒例の遠征ですね。
それも飯豊とは素晴らしい!
ガスガスで雪渓混じりとなると道も迷いやすくなりますね。
でもお花もたくさん見られて何よりです。
小屋泊ならもうちょっと荷物を軽量化すれば楽になると思いますよ。
by tochimochi (2014-08-04 12:33)
7月の雪渓にピッケルはいらないのでは? 避難小屋なので、それなりの装備になると思いますが、必要最低限の装備も経験からですね。
by おど (2014-08-04 16:50)
知っている山でさえもガスで周りが良く分からないときは
すごく不安になるのに・・・初めてだと もう引き返してます^_^;
by ぷらすけ (2014-08-04 21:16)
飯豊山の縦走お疲れ様でした。ダイグラ尾根からの下山もご無事で何よりでした。
ネット情報でもダイグラ尾根は相当厳しいとの情報が多く。中には、途中で滑落して、運良く木に引っ掛かって九死に一生を得て下山された方のレポもあり、本当に上級者コースなのだなと認識しています。
私は、飯豊山系は南、中央、北と3回行っていますが、繋がっていません。
by ヴェール (2014-08-04 22:14)
追加コメントですみません。
昨日のNHK BS「にっぽん百名山スペシャル」の達成感ランキングで飯豊山は堂々の第1位でした。なるほど、という感がありますね。
ちなみに、飯豊山の登山情報は、以下のサイトが詳しいです。ここの情報、特に登山情報、掲示板A、同Bは飯豊登山を計画・実行する時に非常に参考になります。
飯豊山の情報
http://www.ic-net.or.jp/home/iide/
by ヴェール (2014-08-05 13:24)
涼しげな風景ですね。
気温は何度くらいなんだろう。
それにしてもお疲れ様でした。
無地に下山できてなによりです。
by ちくわ (2014-08-05 17:22)
ため息の午後さん、niceありがとうございます。
ちくわさん、niceありがとうございます。
登る時はとても暑かったですが、稜線上は暑くありませんでした^^
温度計付きの腕時計を使っていましたが、
温度を全く記憶していないです^^;
無事に下山できて良かったです^^
ヴェールさん、niceありがとうございます。
ダイグラ尾根は滑りやすい箇所、雪渓などの難所が多く
厳しいコースでした。
1箇所、足の置き場が分からず進退窮まりました(-_-;)
無事に下山できて良かったです^^
折角、飯豊山まで行くので本山の往復だけは満足感が少ないと思い、
縦走コース、周回コースを検討し、この周回コースを実行しました。
「にっぽん百名山スペシャル」を見ました。
ダイグラ尾根の印象が強く、「達成感」よりも
「無事に下山できてよかった」というのが正直な感想です^^;
記載いただいた「飯豊朝日連峰の登山者情報」は
とても参考になるサイトですね。飯豊山に登ろうと思った頃から
閲覧しているサイトです^^
ぷらすけさん、niceありがとうございます。
この半年ほどで、このようなガスに覆われる状況を何度か経験したので、
不安はありましたが引き返さずに進むことができました^^;
おどさん、niceありがとうございます。
GPS以外は、万全の装備で臨みました。
このようなガスに覆われる状況ではGPSが欲しくなります^^;
「必要最低限の装備も経験からですね。 」、その通りですね。
2泊分の着替えは減らしてもよかったかなと思いました。
tochimochiさん、niceありがとうございます。
恒例の遠征です^^
天気重視で行き先を決定しましたが、
3日のうち2.5日はガスガスでした。
2日目の稜線歩きはガスガスで、
コースを外さないように慎重に歩きました。
たくさんの花が咲いていたので、前進する意欲が継続できました^^
今回の経験を生かして、荷物の軽量化を図りたいと思います。
水郷楽人さん、niceありがとうございます。
遠くから見る残雪の景色は、清涼感があります^^
残雪上を歩くときはワクワク感とドキドキ感が交錯します。
ガスに覆われた残雪の上を歩く時は、不安がよぎります^^;
by joyclimb (2014-08-06 00:50)
お~ 飯豊に登られましたか! !(^^)!
無事下山されて良かったですね。 お疲れ様でした!
ダイグラは怖くて登れません。 ><;;
私は昨年、大日杉から地蔵尾根をへて本山に登りました。 むつかしいところはなかったんですが、 暑い 長い ・・・
でも、印象に残る良い山旅となりました。
秋は登りやすいでしょうが、天気と日照時間がきがかりですね。
by Jetstream (2014-08-06 23:43)
Cazzさん、niceありがとうございます。
Jetstreamさん、niceありがとうございます。
無事に下山できたことが一番良かったことです。
今回はたくさんの花を見ることができましたが、
稜線ではガスで展望が無かったのが残念でした。
夏、秋にそれぞれ懸念事項があり、
全ての条件を満たすのが難しい山ですね。
by joyclimb (2014-08-09 10:24)
沒有醫生的處方
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by Viagra vs cialis vs levitra (2018-04-14 14:36)