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2023年5月1日、富山県南砺市の人形山へ [登山]

2023年5月1日、富山県南砺市の人形山に登りました。

残雪と新緑が同時に楽しめる山を探し、行き先を人形山とし、
人形山のすぐ近くの三ヶ辻山とセットで登る計画をたてました。

結果は、想定以上の残雪があり、人形山だけに登りました。
新緑の景色、残雪の景色、雪上歩きなどを楽しむことができました。

その記録です。

10林道からDSC_0537.jpg

◆林道から見る山並み
 思った以上に積雪が残っています。
 

20登山口DSC_0587.jpg

◆登山口、8時頃出発
 この日の予定コースは、人形堂~人形山・三ヶ辻山の往復です。

30新緑DSC_0708.jpg

◆晴天です。

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◆イワウチワの花があちらこちらで見られました。

40白い花DSC_0812.jpg

◆白い花、タムシバ
 コブシの花の裏には一枚の葉がありますが、
 この花には葉が無いので、この花はタムシバだと思います。
 この花は、登山道周辺のあちらこちらで見られました。

50ホシガラスDSC_0867.jpg

◆ホシガラス
 ホシガラスが地面付近にいました。

60三角点DSC_0893.jpg

◆人形山登山道第一休憩所、四等三角点 1208.8m
 9時25分頃到着


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◆新緑はこれからの状態


75登山道DSC_0987.jpg

◆登山道、この付近は残雪は無し。


80マンサクDSC_0014.jpg

◆マンサク
 マンサクの花が見られるとは思っていなかったので、見られてラッキーでした。

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◆ブナ、新緑はまだの状態です。
 標高が高くなると、早春のような状況でした。

85登山道DSC_0149.jpg

◆登山道、残雪が所々にあります。


90_1400m地点DSC_0208.jpg

◆人形山登山道第二休憩所、1400m、10時25分頃通過


90周囲の山DSC_0198.jpg

◆周囲の山を見ながら進みます。

91ショウジョウバカマDSC_0213.jpg

◆ショウジョウバカマの花
 ショウジョウバカマの花は、あまり咲いていませんでした。

100積雪の登山道不明地点DSC_0270.jpg

◆進行方向の全域が積雪に覆われ、登山道が不明な地点に到着。
 ここに到着する前に、下山してきた方が
 「登山道が不明のため、引き返してきた」と話していた場所だと思いました。

 ここでスマフォの登山地図と地形を照合して進むべき方向を探します。
 登山道は概ね直線的なので、直進すれば良いと考え、
 一旦、登りやすい側に迂回して、元の方向に戻ることにしました。


105不明点通過後DSC_0300.jpg

◆不明瞭地点を無事通過し、
 元の進行方向に戻ると雪原が広がっていました。
 ここから、しばらく雪上を歩きます。
 雪で登山道がわからないため、
 概ね真っ直ぐに進み、登山コースから外れないようにしました。

106ブナの新緑DSC_0334.jpg

◆ブナ林、茶色の部分はブナの冬芽では、と思います。


107雪道DSC_0357.jpg

◆登っていきます。


110周囲の山DSC_0405.jpg

◆周囲の山並み
 稜線の後ろに笈ヶ岳・大笠山が見えています。
 (現地では、山の名前は分かっていませんでした。)

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◆宮屋敷跡、11時20分頃到着
 少し休憩しました。



140進行方向DSC_0542.jpg

◆進行方向の山並み、三ヶ辻山方面

144三辻山容DSC_0641.jpg

◆進行方向の山並み、三ヶ辻山の山容
 登りたくなる山容です。

142三辻DSC_0550.jpg

◆進行方向の山並み、三ヶ辻山の山頂付近のアップ


141人形山DSC_0546.jpg

◆進行方向の山並み、人形山

143人形山アップDSC_0547.jpg

◆進行方向の山並み、人形山のアップ
 進みます。


160雪壁1DSC_0626.jpg

◆稜線に続く尾根、登山道が積雪で見えない場所があります。
 登山道が見え無い場所は、それなりの斜度がある場所です。
 滑落すると危険を感じる斜度で、登るのは躊躇します。
 かつて、岐阜県の野伏ヶ岳で恐怖を感じた雪の斜面を思い出しました。
 (野伏ヶ岳の時は、引き返しました。)

 時間があるので、近くに行ってから、
 登るか、撤退するか判断することにしました。

 ◆残雪期の登山の途中撤退の記録です。いずれも怖くて、引き返しました。

  ◆岐阜県の野伏ヶ岳
   2013年5月5日、岐阜県の野伏ヶ岳へ
   http://kotukotuyama4.blog.so-net.ne.jp/2013-09-13
  
   1年後に、少し登る時期を変更し、登頂することができました。  
   2014年4月11日、岐阜県の野伏ヶ岳へ
   http://kotukotuyama4.blog.so-net.ne.jp/2014-04-14

  ◆福井県の越前甲山
   登山途中に前方の雪の斜面を見て、引き返した山です^^;
   2013年4月20日、福井県勝山市の越前甲山(1319.6m)へ
   http://kotukotuyama4.blog.so-net.ne.jp/2013-04-26

   1年後に、登頂することができました。
   2014年4月26日、福井県の越前甲山(1319.6m)へ
   https://kotukotuyama4.blog.ss-blog.jp/2014-04-30



165雪壁2DSC_0657.jpg

◆登っていきます。

166カタクリDSC_0682.jpg

◆登山道付近で咲くカタクリの花
 この付近ではあちらこちらで、カタクリの花が咲いていました。
 残雪のある場所より高い場所で、カタクリの花が見られるとは思いませんでした。

167雪壁DSC_0699.jpg

◆急な斜面の末端に到着
 滑落の危険はありますが、谷底までは転がらないと思われる場所を登ればよいと考え、
 アイゼンを装着し、ストックを使って登ることにしました。

168雪壁DSC_0703.jpg

◆登ります。

169雪壁DSC_0704.jpg

◆登り終えた後
 何とか無事に登りきることができました。
 

200分岐点DSC_0822.jpg

◆分岐点、梯子坂乗越 1660m、12時40分到着。

205案内板DSC_0825.jpg

◆梯子坂乗越から西側の山並みの説明板

210人形山方向DSC_0731.jpg

◆分岐点から見る人形山


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◆分岐点から見る三ヶ辻山


230白山方面DSC_0727.jpg

◆西側の両白山地、白山付近は雲などでハッキリ見えません。残念です。

231白山のアップDSC_0762.jpg

◆白山付近のアップ
 右下の水平な線は、白山スーパー林道です。

240大笠DSC_0745.jpg

◆分岐点から見る大笠山 (右側)
 大笠山には、2017年にカタクリの花を見るために登りました。
  2017年6月3日、富山県の大笠山(1822m)へ
  https://kotukotuyama4.blog.ss-blog.jp/2017-07-06


250笈ヶ岳DSC_0754.jpg

◆分岐点から見る笈ヶ岳

260歩いてきた稜線DSC_0803.jpg

◆分岐点から見る歩いてきた稜線
 積雪が無い付近の左側の尾根から登ってきました。

270人形山方向に向かってDSC_0886.jpg

◆人形山に向かって進みます。
 人形山・三ヶ辻山の両方に登るは困難と判断。
 三ヶ辻山は難易度が高そうなので、人形山に登ることにしました。

280人形山方向DSC_0979.jpg

◆進みます。

285三辻DSC_0003.jpg

◆振り返って見る三ヶ辻山


285北アルプスDSC_0942.jpg

◆振り返って見る三ヶ辻山の左側の後方にぼんやりと北アルプスの山々が見えています。
 写真の中央付近が、黒部五郎岳と穂高連峰の間の真ん中付近です。
 肉眼でも写真と同じくらいにしか見えませんでした。少し残念。


290人形山DSC_0117.jpg

◆人形山の山頂まであと少しの場所付近


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◆人形山の山頂、13時20分頃到着
 一時は登頂を諦めかけましたが、なんとか登頂できました。

305歩いてきた方向DSC_0141.jpg

◆山頂から見る歩いてきた方向

306山頂から見た麓DSC_0142.jpg

◆山頂から見る麓


320大滝山DSC_0181.jpg

◆山頂から見た大滝山、猿ヶ山方向
 反射板がある山は、大滝山です。大滝山の後方の山は、猿ヶ山です。
 計画時点では大滝山が第一候補の山でした。
 インターネットで直近の登山記録を調べたところ、
 積雪時の記録しか無く、5月上旬に登山可能かが不明ため、
 大滝山登山はやめることにしました。

331西側の山DSC_0138.jpg

◆西側の両白山地の山並み


330大門DSC_0170.jpg

◆西側の両白山地の山並みのアップ
 山の名前は右から大門山(1571m)、赤摩木古山(1501m)、奈良岳(1644m)、
 大笠山(1822m)は一部のみ写っています。


331案内板DSC_0166.jpg

◆西側の両白山地の山並みの案内板、写っている山と山の名前の対応
 山頂に周囲の山の案内板があり、 
 周囲の山の名前がその場で容易に分かります。

 山頂でお昼ご飯を食べ、少し休憩した後、下山を開始します。

400下山DSC_0206.jpg

◆下山開始

405下山DSC_0258.jpg

◆下っていきます。

406下山DSC_0288.jpg

◆登るときに躊躇した残雪エリアに到着。

407下山雪壁DSC_0293.jpg

◆下りた後に見る雪壁
 無事に通過できました。


408下山_登山道DSC_0297.jpg

◆カタクリの花が咲いていた登山道付近を通過します。


409下山_登山道DSC_0338.jpg

◆雪上を歩きます。
 この付近でルートが分からなくなり、右往左往しました。

410下山_天気が良くないDSC_0383.jpg

◆この付近を通過する頃に、雨が降り始めました。
 しばらくすると、遠くで雷が鳴り始めました。
 雷はとても危険なので、樹林帯まで急いで歩くことにしました。

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◆宮屋敷跡を15時15分頃通過


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◆山頂から3km地点を通過


430_下山_荒天IMG_5707.jpg

◆周囲の山の状況
 朝は晴天でしたが、今は曇って雨が降っています。
 天候の変化が大きな一日でした。

431_下山_3900m地点IMG_5732.jpg

◆山頂から3.9km地点を通過


432_下山_夕日IMG_5836.jpg

◆天気が回復しました。


440_下山完了IMG_5878.jpg

◆無事、登山口に戻ることができました。17時50分頃。
 着替えた後、ここから一番近い日帰り入浴ができる
 「五箇山温泉 五箇山荘」に行くことにしました。

450国民宿舎IMG_5905.jpg

◆「五箇山温泉 五箇山荘」
  五箇山荘に人形山の名前の由来が書かれていました。
  人形山の名前は、二人の人形(ひとがた)の雪形があらわれることに
  由来しているそうです。
  五箇山温泉は、二人の人形の姉妹が見つけたそうです。

500.jpg

◆二人の人形の雪形が現れる場所、登山口に移動する際に撮影。
 この写真では二人の人形がハッキリとは分かりませんが、
 赤丸部分に二人の人形が現れるそうです。




◆人形山

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